ー 福岡・津屋崎、小さな港町の木造古民家で『こどものデザイン』をカタチにしています ー

【こどものアート】アーティスト紹介

ケイタ

アメリカ合衆国オレゴン州ユージーン生まれ、4歳で来日、福岡に移住

来たばかりの時は日本語がまったく喋れなかったのですが、物怖じせずぐいぐいと行くタイプで、ジェスチャーを駆使して不思議と友達作りには苦労しませんでした。(もしかしたらこの事がきっかけで無言カフェーに発展していったのかもしれません…)

 

小学校は福岡のある島の全校25人足らずの小さな学校に通い、先生も含めみんな家族のように喧嘩したり寄り添ったりしながら小学校生活を送っていました。

 

そして、当時小3のケイタの作ったダンボールゲームがきっかけで私たちの活動が始まりました。思い切りがよく、これと決めたら猪突猛進。でも、できあがった作品にはそれほど執着がありません。

 

せっかく立ち上げたダンボールゲームセンターにもさほどの未練もなく、小学校卒業と同時に

「もうこんな子どもっぽいことはやめる。」

と、あっさりと妹のミーシャに店主の座を譲りました。でもその半年後には無言カフェーを始めたので、『何かを得るには何かを捨てないといけない』とはよく言ったものだなと周りの大人を唸らせました。

 

小5の夏、熊本のあるお祭りでのこと。ケイタの姿が見えないなと思って探していると、同じくお祭りに出店されていた知らないラーメン屋の屋台のキッチンの中でラーメンを作っているケイタと見つけた事がありました。聞くと、ラーメン代を持っていなかったから手伝う代わりにラーメンを食べさせてくれと自分で交渉したのだそう。ラーメン屋さんの店主がラーメンを作っているのをじっと見て作り方を学んで、見よう見まねで作らせてもらっていたそうです。

 

◉ケイタの名言

ー「世界のヒラアジ」

ー「にほんのピザください」(メニューに『本日のピザ』を見て)

ー「カイロウとオウジのサンドウィッチください」(メニューに『海老と卵』を見て)

など、他、多数

 

ミーシャ

アメリカ合衆国オレゴン州ユージーン生まれ。1歳で来日。福岡に移住。

 

恥ずかしがり屋です。幼稚園では他の子ども達の前では喋りませんでした。先生だけには耳元でこっそりと喋るだけで、ずいぶん心配しました。

「もう喋らないの飽きた。いまさら引っ込みがつかなくて喋り始めることはできないから、早く小学校に入学して喋りたい。」

と漏らし、いざ小学校に入ると今度ははじけ過ぎて心配でした。

 

ミーシャ3歳、当時日本語しか喋れなかったミーシャを連れて、アメリカに行った時のこと。周りのみんなが英語ばかりで驚いたのでしょう。突然黙り込んでぴたりと喋らなくなってしまいました。2週間ほどそのまま黙り込んだ後、突然滝のようにベラベラと流暢な英語を喋り始めたということがありました。きっと2週間黙って英語を吸収していたのでしょう。そして「喋れる」と自信のタンクが満タンになってから喋り始めたようです。ケイタの紹介文で書いたように、同じ家庭に生まれた兄妹でも第二言語にぶち当たった時の対応の仕方が違うものですね。

 

さて、ミーシャがダンボールゲームセンターに参加し始めたのはミーシャ小4の春、毎年行っているお祭りでダンボールゲームセンターを出店していると、自分も何かをやりたくなったのか

「ミーシャは今日は似顔絵屋さんをする。」

と、勝手に画用紙に看板を描き、似顔絵屋さんを始めました。これがきっかけで、ダンボールゲームセンターに大いに関わるようになりました。

意外にもたくさんのお客様が並んで下さり、大繁盛。でもまだ幼いミーシャはそんなに集中して長い間描けません。

「もういやだ。」

と泣きそうになるのをお客さんと一緒になだめながら描いてもらったものでした。

 

描くことは大好きですが、指示されることは好みません。

 

ミーシャは顔の『皺』を描くのが大好きです。一般的に似顔絵屋さんは本人よりも可愛く描くのが定説ですが、ミーシャは「皺を描くとね、人間を描いてる!って感じがするの。」と、これでもかというぐらい皺を描きます。つるつるお肌の小さいお子さんが妖怪子泣き爺のようになる時もあります。

でも、なぜかはわかりませんが、皺を描かない時もあります。単純に皺を描く行為を忘れている時もあるし、皺を描くことにそのとき飽きている時もあります。プロのイラストレーターだとタッチを揃えるのは当たり前なので「飽きた」なんてことは許されないことなのですが、自分が楽しむために描く絵には他の絵を念頭に浮かべながらその世界観に当てはまる絵を描く(つまりタッチを揃える)ことの方が妥協なのだと、ミーシャは気づかないうちに訴えているような気がします。

 

なので、もしかしたらこれを読んでくださっているあなたも、どこかでミーシャに似顔絵をミーシャに頼んでくださるかもしれません。そしてもしかしたらお顔にたくさんの皺を描き込むかもしれません。でも、どうか「私こんなに皺くちゃなのかしら…」などとがっかりされたりしないでいただきたい。広い心で受け止めていただけることをお願いいたします。

 

◉ミーシャの名言

ー「児童地獄ってことわざ知っとう?」

ー「せっかく堪忍袋の中に入って産まれてきたのに…」(泣きながら)

ー「鼻水が足りん。」(鼻をかみながらティッシュ片手に)

ー「ママ、ほとんどのかけ算の答えはね、12よ。」

など、他多数